« notitle | main contents | the typhoon pass »

2011年10月20日

feature

南三陸町防災センター。
今も多くのひとがここを訪れる。
花や供養の品、メッセージが所狭しと並べられる。
鉄骨だけになったスカスカの建物に、ギッシリと思いが詰まっている。

町はここをこの災害の遺構として残すことを提案するが、
遺族の心情も勘案し、取り壊しとなるそうだ。
先のことを考えるには、あまりに時間が少ない。
時間しか、傷ついたひとたちの心を癒すことができないのかもしれない。

同町志津川海岸の町営住宅。本当に海岸の横に建っている。
この建物を津波が抜けて行った。
4階の高さの屋根に、夥しい瓦礫が今も乗っている。
玄関脇に書かれた捜索の日は、3月14日だ。


posted by daisuke-m : 2011年10月20日 12:43