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2011年04月17日

unknown disaster

3月11日の東日本大震災の影に隠れてしまったが、
翌12日未明に小さな村を襲った震度6強の地震。
被災当初はテレビも新聞も取材には来なかったという。

あまりに報道が少ないので自分で確かめに来たのだと話すと
現地NPOの代表はこれまでのことを明瞭に説明し始めた。


「積雪4mで孤立した時もね、正確に伝えてくれるマスコミは
当然あるんだけれど、ワイドショー的なね、悲惨な場面がないと
だめだと冷蔵庫から中身を抜いて、食べるものがない、と。
それ以来、カメラを見ると鳥肌が立つ住民もいるよ。
あんな村に嫁を出せるかという風評も広がった」

「現在この村では避難所の生活で当然満足とは言えないが、
一応の食料は足りている。物資援助は必要ない。
あと2年、3年とかかる復興に向けて義援金支援をお願いしたい。
年金暮らしのお年寄りが全壊で300万。仮設住宅に入るかどうかという
選択も迫られている。
また、ここは豊かな農村地帯で、春にはすばらしい景色が広がる。
ここを訪れて長い目で見守って頂くというのも支援だと思います。」

長野県下水内郡栄村 栄村復興支援機構代表 相澤博文氏

posted by daisuke-m : 2011年04月17日 15:27