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2010年07月19日

witted leg

William Egglestonの写真展(品川・原美術館)を見て、
どうにも後味が悪かったので、都立写真美術館でメモワール展を見る。
確か3度目になる。

1度目に衝撃を受け、2度目は気づきがあり、
そして3度目は、クリスティーネ(写真家古屋誠一の妻)へのお別れを告げに。
まぁ一種の恋だったような気がする。写真なのかクリスティーネなのかは判然としない。
もちろんどちらも素晴らしいのだけれど。

帰り道に恵比寿駅の小さなカウンターのある店で飯を食べる。
当然目当ては昼間から飲むビールだ。
生憎カウンターは混み合っていて、奥の小さなテーブル席に着く。
僕の隣の席には着飾った女性が座る。

カメラを取り出し、「足、いい?」と尋ねたときに、
足を引っ込めるか、それとも出すか。
「靴、いい?」ではなく、「足、いい?」なのだ。
彼女は躊躇なく僕の前に足を出した。

遠慮したのは僕の方だ。

ちなみにEggleston展は8/22まで。今回はお勧めはしない。
エグレストンの作品にケチを付ける気はこれっぽっちもないし、
むしろ作風は僕の好みだ。高価なパリ展のカタログも買ったくらいで。
でも、薦める言葉が見当たらないのです。何かが足りない気がして。
確認してみたい方はぜひ。

posted by daisuke-m : 2010年07月19日 21:17