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2009年06月29日

lady

彼から不意にメールが来て、会いにこないかと言う。
二年前に札幌にいた僕が「いずれ会うことになるな」と心の中で予言した相手だった。
応接で彼が現れるのを待ちながら、部屋の中の蔵書を眺めてみた。
僕の書棚にある本が、何冊も置いてある。同じ写真集まで持っていた。
「僕は、この街に来た意味が、何かずっとあるような気が、するのです」
「そういうものですよ。何でも、そう。いずれ、わかります」
その日から、僕の中の時計の進み具合が変わってしまう。
会うべき時期に、会うべき人と会ったのだなと思う。

posted by daisuke-m : 2009年06月29日 14:42